自然がとても美しく、音楽や環境音も綺麗。ですが、肝心のお話がどーもいまひとつ。
心の奥の奥にある気持ちをすくい上げ映像にしようとしているのはわかるのですが、どうにも違和感の方が強く先に立ってしまって馴染めませんでした。特にグループホームで暮らすしげき老人と新任介護士との遠出、しげき老人の体力にはひどく違和感を感じる。
最後に「殯(もがり)」の意味が活字で現れ、映画全体をなんとなく理解することができるような気もします。でもふたりで森に入ってからというものほとんどサバイバル状態だった行く末、最後の最後はどうなったのか謎。あの状況、事と次第によっては大事件・大問題に発展するんじゃ…と思うのだけど。でもそのことには一切触れず、どこか満足げな表情を登場人物に浮かべさせて終わってしまうラストはちょっとずるい。自己満足とかご都合主義とか、そんな言葉がちらりと浮かんでは消えました。
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